鍼灸治療と椎間板ヘルニア

鍼灸治療と椎間板ヘルニア

ヘルニアは自然軽快(縮小)が期待できるため保存治療が主体となり、発症後3カ月程度はまず保存療法で様子をみてから、手術を検討するという考えが一般的になっています。
昨日投稿した、椎間板ヘルニアについては⇒こちらをどうぞ
椎間板ヘルニア模型.jpg
椎間板ヘルニアは自然退縮もあり、鍼灸治療で自然治癒力を亢進させることができます。
ヘルニア近傍の筋緊張を緩め、筋肉の質を高める事が重要です。⇒それにより椎間板に掛かる圧力が分散する。⇒局所の血流改善、圧迫状態の改善、神経絞扼の解除などが期待できます。

このことがヘルニアの症状の緩和に繋がるのです。

治療は一般的に通常の非特異的腰痛より長い期間を要します。
脊柱管狭窄症MRI.jpg

手術(観血療法)と保存療法(非観血療法)の成果

重篤でない椎間板ヘルニアに対して、手術をした場合と鍼灸治療を含めた手術をしない保存療法を比較した研究がいくつかあります。それによると
1年後は手術したほうが状態は良いけれども
5年後では変わらなくなり、
10年後は保存療法のほうが良い
というエビデンス(臨床結果)となっています。

ただし鍼灸治療等の保存療法を行っても、改善が認められない場合は、経過を見ながら手術などの現代医学的治療に委ねるかどうかを考える必要があります。
脊柱管狭窄症MRI.jpg

特異的腰痛のもう一つの代表疾患である
脊柱管狭窄症については⇒こちらをどうぞ

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小高

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